シアリス
シアリスは、バイアグラ、レビトラに次ぎ3番目に開発されたED治療薬です。バイアグラの有効成分がクエン酸シナデルフィルなのに対し、イーライリリー社のシアリスは有効成分塩酸タダラフィルを含有するED治療薬で、日本では2007年にED治療薬として販売が認可されました。シアリスの有効分タダラフィルもシナデルフィル同様、勃起を妨げる酵素を阻害することで継続的な勃起効果を発揮します。
シアリスの特徴(バイアグラとの違い)
シアリスとバイアグラの違いは以下となります。食事の影響を受けにくい、と言う点と勃起作用時間が非常に長い点で、服用のタイミングを気にする必要がないという大きなメリットがあります。
- 食事の影響を受けにくい
- 「24時間以上」の勃起作用継続時間
※但し、性的興奮を伴う必要があるため、起ちっぱなしになる薬ではありません。 - 効果の継続時間が長いため、通称「ウィークエンドED治療薬」と呼ばれており、週末の夜と翌朝まで1回の服用で効果が期待できると言われています。
シアリスの服用方法
シアリスはバイアグラよりも効果の持続時間が長いのが特徴ですが、服用後の3時間前後に効果のピークが現れます。その後、タダラフィルの血中濃度が緩やかに低下し、効果が24時間強続きます。効果継続時間および食事の影響を受けにくいシアリスですが、緊急の勃起効果が必要な場合、レビトラ、レビトラジェネリックをお勧めします。
食前、食後に服用する場合
シアリスは食事の影響が軽減されたED治療薬ですが、ある程度食事により成分の吸収が妨げられます。そのため空腹時に服用するほうが最大の効果を期待できますが、軽食なら食後に2時間ほどあけてからの服用を、また、油分の多い食事の場合、バイアグラ同様2時間以上あけてからの服用が勧められます。
作用持続時間が長いため、食後よりは食前に服用することをお勧めします。
※シアリス開発元のイーライリリーによると、800kcal以上の食事をとった場合、成分吸収が阻害されて効果が低減するとされています。
飲酒の影響
アルコールはペニスの感覚を鈍くし勃起に必要な神経の麻痺につながるため、過度の飲酒はED治療効果に影響が起き得ます。飲酒による影響は個人差があるため、ご自分の適量アルコール量をご確認ください。
シアリスの副作用
主要な副作用は顔のほてり、軽度の頭痛、軽度の色覚変化等が挙げられます。これらの症状はシアリス服用からの血管拡張作用によるもので、一時的な症状で心配はありません。